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倚音 appoggiature (アポジャトゥーラ)

今年も指導、審査準備に吹奏楽コンクール課題曲全5曲の
スコアを読んでいます。
ステキなメロディーの表情、各楽器間のバランスによって
工夫できる色彩感の変化など、いろいろなアイディアが
浮かびます。楽しみです(^^)

様々な楽曲でメロディをどのように歌うかを考えるとき、
作曲家からの重要なメッセージとなる倚音。
倚音は大まかに書くと強拍に非和声音(倚音)があり
順次進行して和声的に解決します。
特に先行音が原位音と同じならば刺繍的倚音、原位と逆方向の
隣接音ならば経過的倚音と考えます。
倚音(非和声音)は強い緊張を示し、解決音(協和音)で
安心を与えます。
音楽のルールとして倚音を強調して演奏するわけですが個性が光る
ポイントは、単に倚音を強調するのではなく、直前の音群全体が
倚音に向かう緊張感をどのように意識して表現するかと思います。
その表現の違いは指揮者がどのように曲をアナリーゼしているかを
私達に伝えてくれますね。


また、歌うというところから自然に表現される一般的な
ヴィブラート。
倚音における高い緊張感、解決音における弛緩を考えると、
全ての音に同じ幅でヴィブラートをかける事はないはずです。
例えばヴァイオリンの演奏聞くと、ボーイングを含めて
とてもよくわかります。
ボーイングに関しては別の機会に書いてみたいと思います。
音量的、物理的な変化以外にも、様々な音楽表現を
醸し出そうではありませんか。

みなさんはどのようにお考えですか?

バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ クレーメル(Vn)

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