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2017年4月 4日 (火)

〜コンディショニング〜 LESSON No,10

ON-LINE LESSONも10回目を迎えました。(^^#)
今月は、コンディショニングに関する考察です。
 

             
             

暑い日々が続きますが、お元気ですか?                
吹奏楽を楽しんでいらっしゃる方々には、
コンクールシーズンの方も多いと思います。

             

大きなイベントの一つとして、音楽、教育への情熱を感じる大事なひとときですね。
私も指導者講習会や審査の機会に創意工夫溢れる演奏に出会っています。

             

ところで練習時間も長くなって疲れがたまっていませんか?
アンサンブルやオーケストラを楽しんでいらっしゃる方々にとっても、演奏会直前には
リハーサル時間が多くなって、コンディションを保つ事は大切なことだと思います。

             

練習するにあたって、身体(筋肉)を使うことと頭(感覚)を使うことはご存じの事と思います。
まず、身体(筋肉)を使うことに関してから書いてみたいと思います。

             

ポイントを、以下の3つに絞ってお話しします。
・練習によって生じる自分の肉体に敏感である事                   
・メンタルコントロール
・アフターケア

             

POINT.1:練習によって生じる自分の肉体の変化に敏感であること。

             

トレーニングによって生じる自分の肉体の変化をいち早く察知する。
自分の肉体と常に会話をし、ベストの状態に持っていくようにします。
まずトレーニングとはどういうことを指すのでしょうか。
それは意識して覚えた筋肉の動きを繰り返して覚え込み、反射的に脳から神経の回路を経て筋肉に自動的につなげる事が出来るようにするための訓練です。
ポイントは、「感覚を研ぎ澄ます」ことです。

             

練習と練習の間に必ず休憩を入れることによって、成果を上げることが出来ると思います。
普段の練習で目的もなく吹いていたりしませんか?以外と無駄吹きしていたりします。

             

休符があれば一瞬でも唇からマウスピースを離すように心掛けると効果がありますね。(^^)v
身体(筋肉)を使う部分においては、筋肉組織が約160日でターンオーバー(新陳代謝)する事を知っておいて下さい。
例えばスポーツにおいてウェイトトレーニングを始めたとしましょう。
きちんと休息を交えながら計画的にトレーニングをこなし、1ヶ月が経ったとします。
確かに筋肉はついてきました。しかし当初自分が思い描いていたほど筋力がアップしない。
だからといって早計にバーベルの重量を増やすことは身体を痛める原因になりかねません。
筋肉の細胞が完全に生まれ変わるのには約160日かかります。
1ヶ月で結果を出そうと思うほうが間違っています。
ウェイトトレーニングを行うと、すぐに筋肉が張って、力がついたと勘違いしやすいと思います。

以前スポーツクラブで実感しました。
これは単に筋肉細胞が肥大しただけで、すぐにしぼんでしまうそうです。
本当に筋力をアップさせるためには、筋肉組織を増やさなければなりません。
そのためには 組織が生まれ変わるための時間が必要となってきます。
最近では 「超回復」に注目しています。
これは筋トレをしている方々にはあたり前のように耳にする言葉です。
「超回復」とは、筋力トレーニング後、適度な休養、栄養を採ることで、
トレーニング前より筋力が向上することをいいます。

             

これをトロンボーンのトレーニングに置き換えて考えてみましょう。
筋肉を付けると言うことは、口輪筋(唇)を鍛えるという意味ではありません。
この部分は柔らかければ柔らかいほどGOODだと思います。
その廻りの筋肉(大頬骨筋と咬筋)を意識する事は必要と考えています。

             

初めてトロンボーンを吹いた頃を思い出してみましょう。
1オクターブくらいに音域が拡大した頃、呼吸法(ON-LINE LESSON.3参照)も重要なポイントですが、例えばマウスピースでのバズィング練習などを通じて筋肉が付いてきたことも
一つの要因です。
又マウスピースを変えたときに、言葉ではマウスピースに慣れる時間とも言いますが、
具体的には 筋肉組織が生まれ変わる時間が必要だったと考えることも出来ます。

             

POINT.2:常にプラス志向で物事をポジティブに考えるようにする。

             

いつでも集中力を高められるようにします。
ウォーミングアップの時から、自分はコンサートホールのステージにおいて 聴衆に自分の音で語りかけるイメージで演奏しましょう。
ppのロングトーンから始め、空間を響きで満たすサウンドイメージを持つ。
演奏中は、音楽に集中する事が重要です。

             

例えば難しいパッセージがあったとします。
「うまくいくかなぁ?」と演奏中でも 考えがちですが、無意識のプレッシャーが出来てしまい顔面の筋肉等が硬直してしまいます。
誰でも100%自分が正しく(安心して)吹けているという部分では、プレッシャーを感じません。
自分が楽に出せる音と同じ状態ですべての音が出せればGOOD!
リラックスした心理状態で練習することが大切です。
そうすれば、深いブレスを取ることも可能になってきます。(^^)v

             

POINT.3:練習後にはクールダウンをして、筋肉組織のリフレッシュをはかる。

             

過度の負荷によって硬くなりがちな筋肉をストレッチングによって伸ばしてあげましょう。
練習後においてのストレッチングはブラックトーン(強制倍音)の練習が効果的です。

             

まずチューニングオクターブ下のB-Aを1-2ポジションで吹きます。
の時にAの音はタンギングせずグリッサンドで吹いて下さい。
次に同じ音程の形を1ポジションのみで吹いてみましょう。
ほんの少し下顎を前に出してやり、息の圧力で音程を下げるイメージを持つと
吹きやすいと思います。
強制倍音(設計上本来のポジションではない)ですからAの音色は気にしないで、
音程のみ安定させるようにして下さい。

             

同じ形で、B-As,B-G,B-Ges,B-Fと下がっていきましょう。
Fまでブラックトーンで吹けるようになったら、次は中音のFから、
そしてチューニングBからブラックトーンを練習してストレッチ終了です。

            

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