2017年5月28日 (日)

お知らせ

合奏・吹奏楽・教材カテゴリーを追加しました。

著作権について
掲載している教材は出典を明記していただければOKです。
論文の引用と同様にお考え下さい。
ご活用いただければ幸いです。
演奏会でご使用の場合はお知らせいただければ嬉しいです。

2017年5月27日 (土)

合奏教材

吹奏楽編成の基礎合奏教材です。
ダウンロードしてご活用下さい(^^)

Harmony B♭ 「harmony.pdf」をダウンロード

Harmony C    「harmony-C.pdf」をダウンロード

Harmony

2017年5月26日 (金)

ガブリエリ ピアノとフォルテのソナタ

ガブリエリ ピアノとフォルテのソナタをアーティキュレーションの統一感に留意して
アレンジしました。

各種演奏会やコンテスト等でご活用下さい。
フリー楽譜ですが、演奏予定を教えていただければ嬉しいです。

zip圧縮フルセット「pf.zip」をダウンロード
スコア「pfscore.pdf」をダウンロード

Pfscore_page_1

2017年5月25日 (木)

〜トロンボーン F管 G管 D管〜 ポジションチャート

Valvechart0011

2017年5月24日 (水)

トロンボーンセクション用合奏教材

1ポジションから7ポジションまで、同じ美しい響きになるように練習しましょう。
音程と共に三和音の音量バランスを工夫して下さい。

「soundmenu1.pdf」をダウンロード

Soundmenu1

2017年5月22日 (月)

楽譜を読むにあたって

楽譜を読む時、調性と調号を把握しておくことはとても大切です。

♯・♭・♮の変化記号の意味、そしてその効力が臨時記号として用いられる際と調号として
用いられる際に異なることの理解は,「楽譜を読む」最初のTipsです。

そして調性と調号は連動して変化していくことを理解していきましょう。

「近親調」
Kinshinchou3    
・属調=主調の属音(属和音)を主音(主和音)とする調。ハ長調におけるト長調。
・下属調=主調の下属音(下属和音)を主音(主和音)とする調。ハ長調におけるヘ長調。
・同主調=同名調ともいう。主音、属音、下属音の3つが共通の長・短調。ハ長調とハ短調。
・平行調=調号を同じくする長調と短調のこと。例えばハ長調とイ短調。


このように主調を基準にした関係調を「近親調」と呼びます。
近親調への転調は、クラシック音楽において常套手段です。もちろん、ジャズもポピュラーにおいても曲の中で「何か雰囲気を変えたい」場合、この近親調への転調が生きてきます。

楽譜を読むにあたり、最初の調性からどのように転調していくのかを理解しておくと
和声の理解へ繋がります。美しいサウンドを得るためにもぜひ理解して欲しいと思います。
ある楽曲を演奏するに際し、時間制限のためどうしてもカットをする必要がある場合。。。
転調可能かどうかをチェックする場面にもご活用下さい。
図はC-durを中心に書きました。

2017年5月21日 (日)

〜ブレスロングトーン〜 LESSON No.19

ON-LINE LESSON 第19回です。
今月のテーマは、「ブレスロングトーン」です。
 

             
             

今回は息の流れを体感するトレーニングを紹介してみたいと思います。              

まず楽器を持たずに練習を始めましょう。必ずメトロノームを活用してください。              

・4拍息をゆっくり全身に満たすように吸って,4拍使って全部出す。この息を出す時に
息を中心に集める(息の束を感じる)イメージで、まっすぐ出していきます。
・8拍息をゆっくり全身に満たすように吸って,8拍使って全部出す。
・12拍息をゆっくり全身に満たすように吸って,12拍使って全部出す。
             
はじめは十分にブレスできるような体になるまでに数十分かかるが,これを毎日欠かさずにやっていると数分でできるようになってきます。いわゆる「ブレスロングトーン」です。
12拍の練習が安定してくるとON-LINE LESSON.No.18でご紹介しました体全体を響かせるイメージで繰り返します。結構キツクないですか?少し休みましょう。(^^)
               
この状態ではじめて楽器をつけて音を出します。
音を出すときも中音域実音Fから12拍吸って12拍吹くスタイルを始めてみましょう。
             

ウォーミングアップを始める最初の場面ではまだ音色のことを考えずに始めていきます。
最初の目的は「十分な息の流れを形成すること」です。
この場面ではまだ唇の振動に関しては考えません。音が最初から鳴らなくても必ず息の流れを変えない事が重要なポイントです。
             

1)楽器を構える。
2)息を吸って、止めずに吹く。
3)もしも音が当たらなくても、焦らず、変に修正しようとせずに(音を出そうとせずに)、
  息を(音が無くても)吹き続ける。

最初は音が出ない場合もあると思います。
「息が出て唇が反応する。」「舌で唇を反応させるのでなく息で唇を反応させる。」のスタンスを変えずに続けていきます。
一つの方法としてppppでのロングトーンも効果的ですね。
             

普段と変わりない練習をしていて調子が悪く感じた時、「ブレスのロングトーン」の
エクセサイズを使ってチェックしてみてください。十分にブレスが出来る体になっていますか?
アンブシュア等に修正を加えるのではなく、「息が仕事をする状態」を作ってあげると、
唇への負担が軽減され音質の改善が実感できると思います。
上唇と下唇の接点は軽く触れている程度です。「息の量でコントロールする。」と感じる事が
出来ればGOODな方向へ向かっていると考えて良いと思います。
             

舌で唇を反応させるのでなく息で唇を反応させる。音の形は息の形」これがTIPSです。(^^)
ぜひ試してみてください!(^^)
             
オンラインレッスンを掲載する事を思い立ったきっかけを少し書きたいと思います。

ベルリン留学時代に経験した事ですが、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団はもちろん
地域密着型オーケストラにおいてもいつも演奏会は満席(SOLD OUT) でした。
(休暇期間を除いて毎日のようにコンサートは開催されます。)
チケットを購入したけれど都合で演奏会に行けない方は、定価でそのチケットを譲るために
フィルハーモニーにわざわざ来られます。              
聴衆が本当に音楽を楽しみ、音楽が生活の一部になっているのを見て驚きました。

何か私の体験から情報発信できることはないだろうかと考え始めました。
オンラインレッスンは、主に金管楽器に関する情報を書いていますが、
全ての音楽愛好家の皆さん、そしてこれから頑張っていく若手プレーヤーの
みなさんのお役に立てれば幸いです。
音楽ライフを共に満喫していきましょう!(^^)
             

2017年5月20日 (土)

〜息の流れと響きのインスピレーション〜 LESSON No.18

ON-LINE LESSON 第18回を迎えました。
                今月のテーマは、息の流れと響きのインスピレーションです。

             
             

暑い夏の吹奏楽コンクールシーズンも一段落つきましたね。
今年も全国のたくさんの音楽仲間に出会えとても充実した夏でした。
全国大会へ向けて頑張っている人達、残念だった人達とこの時期は様々な人間模様なのですが、ぜひ音楽ファンとして、これからも楽しんで下さい!!
             

バンドディレクターとしての活動の機会に恵まれ、合奏でのアドバイスさせていただく事が多くなりました。
               
               
             

その中で木管楽器のSoloメロディーセクションのレッスンをしているときに、体の中心に楽器本体がくるオーボエ、クラリネット、サクソフォン等において「音楽的に入れ込んでいくイメージ」での演奏の時に、体の中心に向かってエネルギーがかかっている場合がある事に気がつきました。
                (イメージ1参照)
             

 Body21

               

この場合、響きのエネルギーは中心に向かうために体に力が入ってしまい、奏者自身においては音楽的に「熱く」なれるのですが、コンサートホールで客席に音が伸びていきません。              

 

「音楽的に入れ込んでいくイメージ」を熱くなればなるほど、胸を柔らかく張って上から音が
響いてくるようにエネルギーの方向性を上記と逆にすると非常によく空間が響き、
コンサートホール最後部座席へ向けて音がまろやかに伸びていきます。
                (イメージ2参照)
             

 

Body22

これは、トロンボーンの演奏においても生きるインスピレーションだと思います。
楽器を演奏していると、ついつい口からマウスピース、楽器本体側での演奏テクニック側に
目が向きがちですが、エネルギーの方向性を感じることによって様々な音楽表現が出来ると思います。
             

この方向性を感じることが出来ると、息の流れにも応用することが出来ます。              

管楽器を吹くときに息は口から楽器の中へ流れて行きます。
そこで「息を回す」というイメージを使います。
管楽器の世界では藤井 完氏著「朝練・管楽器の呼吸法」という書籍によって詳細に
具体化されたと思います。
             

では実際どのようにイメージしたら良いかを考えてみましょう。
体の中にある空気を直線的に楽器の中へ出ていく(息を吸う方向と吐く方向を同一線上にする)と考えずに、口からお腹の底、横隔膜の方へ下がって、さらに後ろへ向かって体の背面を上り、首の付け根の骨(頭を前に倒した時に、飛び出す、出っ張った骨)を通って口の中から楽器の中へと流れていく「円運動」をイメージします。
つまり一度下へ向かった息が後ろを回って出る方向性のイメージです。
                (イメージ3参照)
             

 

Body11_3                               

このイメージを安定させると喉を前後に開くことが出来ます。
それによってタンギングも母音で始まり母音に終わることが実感出来て「音は息に乗る」事が出来るようになります。
息を回してやることにより、喉が開きアンブシュアにメリットを与えてくれます。
響きの位置を後ろに置けますから、前述の響きの方向性とも一致しますね。(イメージ2)
             

管楽器の奏法を考察するにあたり、声楽、木管楽器、打楽器、弦楽器の演奏にもヒントがあります。

音楽教育実践の中で常に新しい発見がありますね。
伝える時、現場のニーズや生徒さんのキャラクターに合わせて、私の方が変化できるように
いろいろなバリエーションをいつも考えています。
そしてコンクール、コンテスト審査でお会いする諸先輩の方々に、指導法やいろいろなお話を聞かせていただく機会に恵まれていることに感謝しています(^^#)
               

2017年5月19日 (金)

〜マウスピースの特性 Part2〜 LESSON No.17

ON-LINE LESSON 第17回を迎えました
今月のテーマは、マウスピースの特性PART2です。

             
             

ON-LINE LESSON No.1でマウスピースに関して取り上げた内容の続編です。
現在様々なメーカーがマウスピースを研究開発しています。
奏者との相性、楽器との相性、 このバランスを取ることによって、コントロールの容易さを得てそして何よりも大切な 求める音色が出しやすいGOODな状態に持っていきます。
今回は違った視点(重量バランス・メッキ処理等)で書いてみます。
             

マウスピースの重量配分を変更することによって吹奏感、響きのエネルギー感が変化する事が注目され、メーカー各社が研究を重ねています。
一時期非常に重めのマウスピースが作成され、その効果に注目が集まりました。
その後「適度な重量バランス」への研究も進んでいます。
以前お気に入りのマウスピースを様々なメーカーでコピーをお願いしました。
メーカーによって異なった個性を持つマウスピースとして出会った経験があります。
また最近は形状と共に材質の硬度等にも着目するメーカーもありますね。
優れたマウスピースの中から選べることが嬉しい事です。(#^^)v(^^#)
             

個人的な経験から感じた特性を紹介してみたいと思います。              

◆各社マウスピースの印象              

・BACH   ノーマルタイプ&アルティザン
定番と言われるBACHノーマルタイプマウスピース。
中でも61/2AL、5GS、5G、4Gは 非常に高い人気があり、スタンダードシャンクの他
オーダーでOLD-CONNのリードパイプに対応した
モデルもあります。
音色的には「積極的な中庸さ」が感じられます。
1940年代のBACH復刻モデルとして発表されたアルティザンモデル。
丁寧な作りで、音の推進力と敏感な反応を両立しています。
             
・STORK  ノーマルタイプ&ライトブランクタイプ
このメーカーでは、ノーマルタイプがいわゆるヘビータイプのMPです。
リム方向での重量を重めに取っていますので音色に重厚感が感じられ、
音のフォーカス感が明確になっています。
ライトブランクタイプもリム側での重量を大きく取っています。
またくびれの部分を薄く設計していることはコンセプトの一つですね。
ライトブランクN.Y.Bach 61/2AL,5Gモデルは、響きのコントロールが容易な印象で、
Trbセクションとして考えた場合に空間でのハーモニーを創りやすい印象です。
             

・JOSEF  KLIER EX
このメーカーはSTORK・ライトブランクタイプと同じく、リム方向に重量を大きく取っています。
特性はSTORKと似ていますが、外側のカップからシャンクに向けてのくびれの部分が薄めに設計されています。
これによって高次倍音がより鮮明になり、明るい響きが特徴となっているようです。
造りも丁寧で品質管理が良いメーカーの一つです。
             

・GREG BLACK
ライトウエイト、スタンダード、ミディアムヘビーの3種類、そしてそれぞれに
リム外形をシェイプしたFURUTOモデルが設計されています。
スタンダードに於いてもBACHと比べて重量が重く、芯のある響きが特徴です。
NEW YORKモデルは特に人気が高いですね。
設計バランス良さから、息を音にするイメージがとても楽に感じられます。
独特の倍音成分バランスが素晴らしい響き方でとても気に入っています。
専門メーカーならではのデータがあり、発注の際に使用する楽器のリードパイプに
合わせてシャンク調整していただけることも嬉しいです。                 
                           

・BRUNO TILZ
膨大なラインナップがありますが、プレーヤーのニーズに応える意欲が嬉しいメーカー。
NEAモデルとSpecial B.Tilzモデルは基本的にリム形状の違いです。
N.Y.Bachを参考に制作されたBakoモデルは丁寧な作りで非常に人気が高いですね。
アルトトロンボーン用のゲスリングモデル、ドムスモデルも秀逸。

・SHIRES
Vintageシリーズ、そしてややミディアムヘビーなボディのNEW CLASSICモデルが有り
レスポンスの良さ、響きの集約に特徴があります。 テナーバスでは、4Gの反応の良さが
印象的でした。

バストロンボーンについては定番サイズは勿論、従来の1Gを超える29.5mmの内径に
深いカップの組み合わせの仕様等、多数のバリエーションも嬉しいですね。
             

・LASKY
シルキー社でカスタムマウスピースを制作されていたLasky氏が独立して制作されています。
プレイヤーの繊細な要望に応えるノウハウが感じられます。
重量バランスもよく考えられており、奥深い響きと深すぎないカップのデザインから
メリハリの利いたサウンドに特徴が感じられます。
   

・YAMAHA                                
  スタンダード・カスタム・シグネチャーモデルの三種類があります。               
シグネチャーモデルでは重量バランスやシャンクの長さが違い、
適度なミディアムヘビータイプに設計されています。
代表的なモデルとしてテナーではKuwataモデル バスではYeoモデル

・ATELIER MOMO
ウィーンでマイスター国家資格を取得された河村百丈氏が2000年春「アトリエMOMO」を
設立されました。
MOMOスペシャルと銘打ったこのMPは、独自研究開発された金属分子領域での加工技術
「音響処理」が施してあり、高次倍音の強化が感じられます。
1サイズ大きめのサイズを今まで使用している感覚で使えるところも嬉しいです。
ミディアムヘビータイプ(Wモデル)は、響きをフォーカス出来る設計の重量バランスと
思います。
            

今までにカスタムオーダーさせていただいたマウスピースメーカーを中心に、
個人的感想を書いてみました。
私の経験では、選択にあたって各社ラインナップの中から自分の楽器のタイプと相性の良いマウスピースに自分を合わせていく事が近道と感じています。

          

◆素材・メッキについて                             

マウスピースの素材には真鍮、純銀、洋白、チタン、デルリン等が使用されています。
まず多くのメーカーに使用されている真鍮についてですが、設計上の重量バランスの他に
素材の金属分子を加工する音響処理をはじめ、各社研究が進んでいます。
加工の容易さも一つのポイントですが、素直な性格の音色が感じられコントロールの容易さも特徴です 。
純銀製の場合は、銀素材の「粘り」がそのまま音色に反映されて独特の吹奏感が得られます。
その粘りとコントロールの容易さを両立するためにリムのみ純銀製を使用する場合や重量を
真鍮製の吹奏感と同じにするためにライトタイプを使用するプレーヤーもいらっしゃいます。
(銀は真鍮に比べて比重が重いため、同じデザインで制作するとかなりヘビータイプになります。)
洋白製にも純銀製に近い性格があり、響きの「粘り」を感じることが出来ます。                
また金属アレルギーの奏者のために、リムのみデルリン素材を使用したマウスピースも
各社受注生産されています。
   (アレルギーの種類によって金メッキ、プラチナメッキで大丈夫な場合もあります。)
            

メッキには、真鍮素材のままの場合と銀メッキ、インナーゴールド、金メッキ、プラチナメッキがあります。
メッキによって音色が変化するかという相談もよく受けます。
この質問に答える場合、あらかじめ条件が満たされている必要があると考えています。
楽器本体でも同じなのですが、

                「奏者の音色イメージが確立されている事」
                「奏法が確立している事」
                「楽器に合ったセッティング」

すべてがOKの場合に下記の傾向があると思います。(^^)
            

真鍮素材のままのマウスピースは、リムが酸化して唇が荒れたりしやすくあまりお薦めしません。
銀メッキに対して金メッキの方が柔らかな口あたりが感じられ、 「アーティキレーション」がコントロールしやすくなります。
ここで取り上げるアーティキレーションとは、音の「質」「カラー」「発音」を意味します。
通常感じる「音程」「響きのセンター」の先にある、もっと微妙な音色を考察する場面です。
ここでの「柔らかな口あたり」とは、リップスラー等での「滑り」とは別次元と考えてください。
滑りすぎると感じている場合は、アンブシュア側での「支え」が不足している事がほとんどです。
メッキの種類によって、このアーティキレーションに繊細な違いが出ます。
メッキに関してセオリーでは反応には変わりは無いのですが、リムを当てた時の口あたりの変化から、違いが生まれ音にも反映されます。
感触の違いで発音するときにニュアンスが変わる事から、奏法的な安心感が生まれます。
               
            

マウスピースの選択において重要なことは、自分の楽器で吹いて感じる事です。
自身の息の流量、アンブシュア、奏法に適したマウスピースに出会うためには、自分自身が理想とする「音」のイメージを持つことが必須ポイントです。
            

マウスピース、楽器本体とも一番大切なことは、奏者のイメージにフィットする
音の「質」「カラー」「発音」を素直に引き出してくれる事
だと思います。
                          

近くで音の太さや柔らかさを求めすぎると時として響きのコアが薄い音色になりやすく、結果的にホールでは音圧の感じられない音色になる危険性があります。
信頼できる方に聞いていただくこともとても大切です。
            

これだ!と思うマウスピースに出会ったら、じっくりつきあっていきましょう。
私自身も様々な音楽体験を通じて、必要とする音色、マッチするフィーリングを求めて楽器やマウスピースを試してきました。
例えばマウスピースの特性に合わせて、自身の奏法も落ち着いていくプロセスがあると思います。
私の場合MPを変更した際には約3ヶ月間はそのMPを使用して、体側(奏法)が慣れてから
判断してきました。
ここ20年は、リム、カップ形状の基本設計は同じマウスピースを愛用しています。
セイヤーバルブ等、オープンな吹奏感の楽器では,277スロート、ノーマルロータリー等
密度の濃い吹奏感の楽器に.281スロート。本体が軽めのタイプにはFurutoモデル、
重めにはミディアムといった組み合わせから
奏者側でのコントロール変化が少なく
楽になりました。

自分の理想の音を目指して、たくさんの経験を積んでいきましょう。
               

2017年5月18日 (木)

〜教則本〜 LESSON No.16

ON-LINE LESSONもおかげさまで第16回を迎えました。
   今月は、主にお勧め教則本達を紹介します。
 

             
             

私がよく利用しているWEB上で購入できる楽譜屋さん(HICKEY'S MUSIC CENTERやamazon.co.jp)で検索するとたくさんの教則本、書籍やCD,DVDが出版されています。
日本語での解説がある国内版は、まず何を目的にした練習なのか、注意するところは?
といった面を容易に理解して活用できますね。
もちろん海外版の場合でも解説を和訳してみることはとても重要と思います。
またメンタル的な部分では、「音楽的にイメージすること」が重要ですが、
今自分自身がもっとも必要としている内容に合わせてバランスを取ると効果的と思います。
                           

まず指導者の方にぜひ読んで欲しい学術書として、

ティーチング・ブラス 管楽器指導の新しいアプローチ
 自分の音で奏でよう!  ~ベルリン・フィルのホルン奏者が語る
  異端のアンチ・メソッド演奏論

金管楽器奏法の原理の面から教育について、どのように演奏、教育をすべきかを
考えるときに貴重な情報を与えてくれます。
実践的かつ体系的に結びつけた画期的な書籍です。

次に国内版で使いやすい教本をリストアップしてみます。
 
うまくなろう!トロンボーンBand Journal Book
東京都交響楽団首席トロンボーン奏者・小田桐寛之氏が書かれた教本です。
まんべんなく基本練習が網羅されています。

朝練 トロンボーン
弘前大学教授・トロンボーン奏者の和田美亀雄氏が書かれた教本。
「朝練」の通り、短時間での練習方法で活用できます。
コプラッシュ 60のエチュード               
教則本の定番の一つコプラッシュが国内版で出版されました。
こちらはテクニカルな練習に活用できます。ぜひチャレンジして下さい。
トロンボーンのためのコーディネーション・トレーニング・プログラム
Bart van Lier氏による、アンブシュア・メンテナンスに関する新しい研究プログラム。
目的を特化した様々なアプローチが素晴らしい。
               

また基礎合奏やチューニング、ハーモニートレーニングの参考DVDが出版されています。
とてもわかりやすく実践方法を説明されていますので、全体での練習はもちろん
セクション・パート練習にも応用できます。ぜひ参考になさって下さい。

ウインズ「楽曲をつくり上げるための合奏指導法」 (DVD)
吹奏楽指導のソルフェージュ 上巻(DVD)
吹奏楽指導のソルフェージュ 下巻(DVD)

               
ポケ判 音楽用語辞典(第8版)
楽譜を読むときに必須な音楽用語辞典。
               
               
イタリア語から学ぶ ひと目で納得! 音楽用語事典
音楽用語は専門用語のイメージがありますが、今もイタリア人が日常生活で
使っている言葉だったりします。頻繁に使う70単語について、豊富な写真、会話例、
楽曲例やコラムを織り込みながらわかりやすく綴らていて、こちらもおすすめです。(^_^)
                               
また指揮、楽曲アナリーゼに関する知識、見識を深めることで、様々な音楽表現に対応する事が出来ると思います。
斉藤秀雄メソッドによる指揮法   (DVD)
保科洋 音楽指導者のための指揮法(DVD)
指揮法教程 斎藤秀雄

様々な指揮技法の基礎となる内容が網羅されています。
       
楽典―理論と実習
音大受験にもおすすめの楽典。非常にわかりやすく楽譜を読む勉強が出来ます。

               
演奏技法について、私が高校生の時からずっと愛読しているファーカス氏の著書。
プロプレイヤーの演奏技法
そして、呼吸法や体の共鳴に関する著作はぜひ読んで欲しいと思います。
音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと

管楽器奏者のコンディションを考えるときには、下記書籍がとても参考になります。
図解 音楽家のための身体コンディショニング
音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと

次に海外版のトロンボーン教則本をリストアップしてみると、
◆総合教本:COMPLETE     METHOD ARBAN
金管楽器メソッドとして有名な「アーバン」
マイナスワンCD(mp3)と共に活用することで素晴らしい教則本です。
◆ウォーミングアップ:WARM UP STUDIES  (E.REMINGTON)
定番のウォーミングアップ教材。ピックアップ版です。
   
15 Minute Warm-Up Routine for Trombone(Michael Davis)
20
Minute Warm-Up Routine for Trombone(Michael Davis)
マイナスワンと合わせて様々な音感を養える教本。オススメです!

◆リップスラー:
WARM UP STUDIES  (E.REMINGTON)
元イーストマン教授ハンスバーガー氏の解説はぜひ和訳して下さい。(^_^)
各項目から各自のレベルに合わせてセレクトして組み合わせる事が出来ます。

◆タンギング・スライディング:KOPPRASCH 60 Etudes                 
この教本で敏速なコントロール感を取得しましょう! 
◆レガート:MELODIOUS ETUDES      (G.M.Bordogni/Rochut)                      
声楽用の教本から移調したエチュードです、歌心、レガートを中心に練習することに欠かせない教本ですね。この教則本を使用する時、同封のピアノ伴奏譜マイナスワンCDを活用すると音感を養いながら響きの中でレガート奏法を練習することが出来ます。                                     

参考書籍
トロンボーンのテクニック(デニスウィック書・西岡信雄訳)
Art of Trombone Playing(Edward Kleinhammer)※英語版
Trombone Essentials(Douglas Yeo)
※英語版                          

また音楽大学受験を考えておられる方は、実技のレッスンはもちろんですが、
聴音等のソルフェージュ に関する準備は必須です。
自宅でも復習できるCD音源が付属した教材をおすすめします。
音大進学ゼミナール                           

吹奏楽に出会って輝きを見出したい人にぜひ読んで欲しい書籍として
ブラバンキッズ・オデッセイ 野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の仕事
吹奏楽コンクールは参加する事だけに意味があるのではなく、
そのプロセスがとても重要です。

指導者である顧問の先生方は様々な方法で日々努力されています。
一緒に向上していければ嬉しいです。

上記書籍の団体による熱演は音楽は心に収録されています。

最近私自身が指導する現場でも感じることですが、練習するときには自分が苦手にしているところを重点的にと考える方が多いです。
もちろん本質的にはその通りなのですが、まず苦手意識を持たないことが重要だと思います。
「これは難しい・・・。」「キツイ」等々ネガティブな言葉を自分自身から発言していませんか?

全てはチャレンジから始まります。

奏者がリラックスした状態を創って、前向きに取り組む姿勢を創りやすい状態に持っていく事から安定したブレスが使えます。そうすれば必ず出来るようになります。
「真剣に遊べる人は成長する。」という言葉が好きですね。
何事でもそうですが、モチベーションを高め居心地の良いプラトー状態でトレーニングを積み重ねていきましょう。(^^)「君ならきっと出来る!!
                          

根性論によるバーンアウト(燃え尽き症候群)は不要です。
リラックス出来た状態でこそ 最高の集中力が得られると思います。
プラス思考で頑張っていきましょうネ!!(#^^)v(^^#)
                         


«〜アクセサリー・ミュート〜 LESSON No15